記事掲載日:2013年8月13日 Haswellを使った自作PCを作った

 先日6月2日にIntelから"Haswell"の名で呼ばれるCPUが発売されました。一部では結構な話題になっていたので私も興味が湧き、この機会にHaswellを導入することにしました。ところが私はPCを自作したこともなく、デスクトップPCすら所持していません。ということで一からPCを組むことにしました。初自作で不安もありますが、知り合いの経験者曰く「ミニ四駆作る方が難しい」らしいので挑戦してみることにします。

 以下は今回組むことにしたPCのパーツの一覧です。

種類パーツ
CPUIntel Core i7 4770 BOX
マザーボードASUS Z87-PLUS
メモリADATA AD3U1600W8G11-2
グラフィックボード玄人志向 GF-GTX650-E1GHD/GRN/A
光学ドライブASUS DRW-24D3ST/BOX
電源SilverStone SST-ST75F-P
ケースRAIDMAX AGUSTA TITANIUM
ディスプレイMITSUBISHI RDT223WLM(BK) ×2
HDDTOSHIBA DT01ACA050等 計4台(500GB,1TB,1TB,2TB)

 コンセプトは「動画の編集・キャプチャに特化したミドルスペックPC」です。
 CPUはもちろんHaswellにし、メモリを16GB積むことで動画の編集やエンコードを快適に行います。また動画をキャプチャするときは1TB×2個のHDDを用いたRAID0構成の高速作業領域を使ってHDの動画を安定してキャプチャします。キャプチャした動画は一度圧縮率の高いコーデックで可逆圧縮して容量を抑えたのちに2TBの大容量ストレージに保存することでRAID0の故障率の高さをカバーしています。またHDDを大量に積んでも問題ないように電源も750Wという比較的大容量のものを選びました。その他のパーツは予算と相談して決めただけなのでちょっと貧弱かも。
 他にもインチネジが足りなかったりして出費がありましたが、全部で大体15万円でした。ちょっと高いかな…。まぁ初自作だし授業料的な感覚で予算も多めに確保しておいたので許容範囲です。
newPC

 さて、実際に使ってみます。OSはwindows7 Ultimet 64bitです。
 とりあえず動画のキャプチャや編集を快適に行えないとコンセプト的に大失敗なので、動画周りの性能を調べてみました。まずはHD動画のキャプチャを行うために重要な、HDDの読み書きの速度のベンチマークから紹介します。下の図がその結果になります。使用したソフトはCrystalDiskMarkです。左から作業用HDD、システム用HDD、ストレージ用HDDです。もちろん作業用のHDDがRAID0となっています。
HDDbench
 はっや。システム用が一番遅いというのはいただけないがそれでも十分早い。ちなみに購入前に使っていたノートPCのベンチマークは以下の通り。
HDDbench_old
 おっそ。Dドライブに置いたフルHDの動画を再生するとカクカクしてたし、早くはないと思ってたけどこれほどとは…。俺は今までこんなPCで動画編集してたんか。これはひどい。

 次は実際に動画をエンコードしてみます。性能がどうだろうとちゃんと結果を出さなきゃ意味がないしね。
 計測方法としては、用意した5分ほどの動画をAviutlを用いてエンコードし、完了までにかかった時間を計測します。比較対象は先ほどと同じノートPCです。
enctime
 上が新しいPCでエンコードにかかった時間、下が古いノートPCでの時間となっています。グラフを見る限り、新しい方が6倍速いということになりますね。動画用PCとして十分に機能してくれているので、これはPC自作大成功といっていいでしょう。

 ついでになりますが、総合的な性能を見るためにFFXIVのベンチマークもやってみました。別にFFXIVやるつもりはないけど性能評価には使えるでしょ。以下は最高品質のプリセットでベンチマークを動かしたときのスコアです。
 SCORE:3361
 平均フレームレート:31.145
 評価:やや快適
  -標準的な動作が見込めます。余裕が有ればグラフィック設定の調整をお勧めいたします。
 うーん?飛びぬけていいスコアなわけではないけど、ゲーム用に組んだPCではないことを考えるといいスコアなのかな?本気でゲームをやろうと思ったらグラボは買い替える必要がありそうですね。ちなみに全文はこちら

本題

 実はここからが本題。なんでこんな記事をアップしたのかというと、PCを買い替えて環境が変わってしまったためFF8魔女縛りの攻略が全く進められていないからですズコー
 キャプチャーボードごと環境が変わっているので録画ができないのです。いや正確には、録画は出来るけど解像度が変わってしまって気持ち悪いので、このまま古い方のキャプチャーボードを使って録画するか悩んでいるというのが現状です。悩むくらいなら古い方使って進めればいいじゃんと思うかもしれませんが、この古いのというのがまた相当な糞キャプボでして(これについては後日詳細なレビューを書くと思います)、人に見せることを考えるとこの糞キャプボを使うのはできれば控えたいのです。他にもいろいろ考えるところがあったり、リアルに忙しいという現実的な問題もあったりするので、魔女縛りの更新は少し遅れるかもしれません。
 その代わり、別の企画を走らせようと考えています。溜めていた単発ネタを放出するか、あるいは別の制限プレイを始めるか、状況を見て決めようと思っていますのでお楽しみに。もちろん、だからといって魔女縛りの方をやめる気はさらさらありません。安心してお待ちください。