前回で勝ち目がないことを悟り修行をすることになったのですが、じゃあそもそも何を鍛えればいいんだろうと根本的なところで悩んでしまいました。闇雲に鍛えても大抵は徒労に終わるので目標を立ててから修行しなければいけません。目標というのはもちろん「エルヴィオレに勝つ」ことです。いやいや目標が漠然としすぎでしょ！これではどうしようもないのでまずは「勝つためには何が必要か」ということを考えないと修行すらはじめられないようです。
　では前回の敗因を振り返ってみましょう。

ストームブレスが痛すぎ。1発で150も持っていかれるのに、エルヴィオレはこれを3回に1回必ず使います。重ねて言いますがセルフィのHPは約400です。ビッグス・ウエッジ戦で100ダメージ程度は受けてしまうので残りは300と考えると、エルヴィオレ戦は6ターン以内に確実に死ぬということになります。ちなみにエルヴィオレのHPはイフリートの3倍弱あります。無理＼(^o^)／

　ほうほう。つまりHPが足りないということか。こういう場合は何をすればいいか相場が決まっています。「やられる前にやる」か「やられないようにする」の二つです。それを実行するのが難しいんだけどね。
　二つのうちどちらが実現できそうか考えてみます。まずは「やられる前にやる」戦法の方からです。これは言い換えれば、味方の火力を上げたり、弱点を突いたりして与えるダメージを増やして味方が全滅する前に敵のHPを0にするということになります。エルヴィオレのHPを2700程としてそれを全滅する前、つまり6ターン以内に倒すと考えると1ターンあたりに必要な与ダメージは2700/6=450位ということになります。「あれ、その程度の火力でいいなら倒せそうじゃないか」と思ったのですが、そうはいきませんでした。
　前回書いておいてなんですが、6ターンとかHPが持ちません。当然ながらエルヴィオレはストームブレス以外にも通常攻撃やファイアなど、1発50ダメージほどになる攻撃を使ってきます。ストームブレスの合間にこれらが飛んでくるので、

　となり、4ターンで死ぬことになります。また単純に1ターンに1回行動できるというわけでもなく、2連続で行動されることも多々あるので猶予ターン数は4ターンより少なくなります。仮に猶予を3ターンとすると1ターンに必要なダメージは900…。うーん厳しい。試験前に重度のカードジャンキーになっていて、かつ死ぬほど修行してもギリギリ届くかどうかです。実行してみるのも一興ですが、本当にこれをやるとカードで20時間、修行で4時間で計1日はかかると思います。遊☆戯☆王か何か？
　これはいくらなんでも手を出したくないのでもう一つの戦法「やられないようにする」でなんとか勝ち筋を見出したいところです。「やられないようにする」には1ターンに受けるダメージの合計を0以下にすればいい。例えば、1ターンに受けるダメージを0にまで減らせば絶対に負けることはないので絶対に勝てる、という考え方です。そんなの無理？いやできます。本プレイではジャンクション可能な能力値として魔力ともう一つ、属性防御Jが認められています。これを利用すれば属性攻撃を無効化できるので1ターンに受けるダメージの合計を0以下にすることが可能なのです。
　属性防御Jを使えば「やられないようにする」戦法は実現できそうなことはわかりました。鍵となるのはやはり"どの属性の耐性を上げるか"です。まぁこんなマニアックなことを扱っているサイトを見ている皆さんならもう何をすればいいかお分かりでしょうが、クイズでも出してみましょうか。以下の3つの中から上げるべき耐性を一つ選んでください。ちなみにエルヴィオレの使う攻撃は「通常攻撃」「ファイア」「サンダー」「ストームブレス」の4つが全てです。

1. 炎属性の耐性を上げる
2. 雷属性の耐性を上げる
3. 風属性の耐性を上げる

　さぁ選びましたか？では答え合わせ行ってみましょう。
　まず3番を選んだ方。ストームブレス対策として選んだのでしょうが残念でした。ストームブレスは名前に反して無属性で、風属性の耐性を上げても無効化できません。実は私も引っかかりました。考えは悪くないと思ったんですけどね…。
　次は2番の雷属性ですが、これを選んだあなたに逆に聞きたい。「なぜこれを選んだ？」無視できるダメージではないとはいえ、ストームブレスに比べれば大した威力ではないサンダーに対してわざわざ対策する必要があったのか。ノーセンスと言わざるを得ない。
　最後に1番を選んだあなた。もうわかりますね。不正解です。ファイアもサンダーも属性が違うだけで同じようなものです。雷がハズレなのだから炎が正解なわけがありませんね。出直してきてください。
　「なんだよよくある答えはありませんパターンかよ」とかいう声が聞こえてきそうですが、そんな無粋なまねはしません。答えはちゃんと用意してあります。正解は3番です。前述の通りストームブレスは無効化できませんが、狙いはそこではないのです。先ほどの「やられないようにする」戦法の説明を覚えているでしょうか。私はこう言いました。1ターンに受けるダメージの合計を0以下にすればいい。ダメージの合計が0以下ということはつまり、ダメージを受けてもそれを回復量が上回ればいいということです。しかしこのルールだと回復は出来なかったはず。でも実はあるんです。ドロー禁止かつ回復アイテムを封印している状態でもHPを回復する方法が。それが属性防御Jです。ここにトルネドを100個ジャンクションして耐性を200%まで上げると風属性のダメージを100%吸収できるので、自分に対してエアロを使って回復ができるようになるのです。これがプレイ前から用意しておいた奥の手です。ちなみになんでわざわざ風属性を利用するのかというと、他に選択肢がないからです。一つ装備しただけで属性の耐性が200%も上昇する魔法は「ホーリー」「トルネド」「クエイク」の3つしかありませんが、このうち「ホーリー」はセイレーンがいないので精製できず、「クエイク」はディアボロスをまだ手に入れていないので精製できません。仮に手に入れたとしても、聖・地属性の魔法はそれぞれ一つしか存在しないため、回復するために魔法を使うと属性耐性が徐々に下がっていくという問題もあります。一方「トルネド」ならば現時点でも精製可能で、かつ回復には「エアロ」を使うことで耐性を200%のまま維持することが可能です。まさにこの縛りプレイにおいてうってつけの回復手段なのです。

　勝つために必要なものが見えてきました。一つはトルネドとエアロを集めるために素材となるカード(これはそのうち必要になると予想していたので収集済み)。二つ目は属性防御Jです。よってこれから行う修行の内容は、G.F.に属性防御Jを覚えさせるためのAP稼ぎに決まりました。ふぅ。修行の内容を決めるだけなのにやたら時間がかかったな。でも修行内容は大したことないしここからは早いはず。
　成果としてはケツァクウァトルがカード・カード変化・雷魔法精製を、シヴァが冷気魔法精製・精神+20%を、イフリートが炎魔法精製・属性防御Jを習得しました。魔法精製アビリティとカード・カード変化を習得するまではサイファーに経験値を肩代わりしてもってメインメンバーのレベルを維持していたため、図らずもG.F.のレベルが上がっていました。イフリートがレベルアップで覚えられるようになる弾薬精製はアルテマの精製に役立つので嬉しい誤算です。また、AP稼ぎと並行して、ガルバディア兵かエリート兵のみを倒し続けてポーション稼ぎも行いました。100個までは集まらなかったけど、どうせ後で何の苦労も無く拾える場所があるから別にこだわらなくてもいいや。
　あとこれは余談ですけど、どうもFF8のセーブはアイテムドロップの情報も記録しているみたいです。実際ポーションを落としたデータだけをセーブし続けていたら、ある時点からポーションを全く落とさなくなりました。結局1時間ほど続けても落とす気配がなかったのでポーションを落とさなかったデータをセーブしたら、再びポーションを落とすようになったので、セーブとドロップ率に関係があるのは確かだと思います。

　準備が整ったのでエルヴィオレにリベンジかまします。やたら面倒かけてくれたなこの野郎。戦法は上で散々書いたので省略します。でも一応簡単に書くとHP回復しながら戦いましょうってことです。なんだこれ滅茶苦茶普通の戦い方じゃん。
　まずはビッグス・ウェッジ戦からです。うん負けるはずもないし何も書かないよ。そういえばビッグスの方のHPを0にして戦利品をエリクサーにしておいた方が後々役立つと思うな。続いて本命のエルヴィオレ戦に突入します。自身のHPが200程度まで減ってきたら自分にエアロを使って回復というパターンを繰り返しておけば負けないはずです。エルヴィオレの最高火力はストームブレスの150なのに対してこちらの回復量はエアロ1発で約300という、誰が見ても勝負になっていない状態なので危ない展開になることもないでしょう。問題なく撃破。あ、もちろんセイレーンはドローしていません。ドロー禁止なのでセイレーンもエルヴィオレと一緒に消滅しました。もう引き返せねぇぞ…。
　後は30分以内にX-ATM092から逃げ切ればSeeD試験終了です。こいつは適当にサンダーでも撃っておけば倒れてくれます。攻撃力も高くないので特に気を付けることもないでしょう。無事バラムに帰ってきたらゼル母からカードでも巻き上げてさっさと帰り、試験の結果発表を待つ。
　ようやく試験クリアしたー！SeeDになるのって大変なんだな…。

　ここからようやくまともにストーリーが進むわけですが、今回はもう書き疲れたのでこの辺で区切っておきます。必要な修行もある程度こなしたし次回からはガンガン進めて行けると思います。
　次回へ続く。

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